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読んだり、書いたり、編んだり 

土曜出勤

 遅番の翌日が普通勤務というのはなかなかこたえるのだが(遅番の翌日は休みがのぞましい)、金曜に遅番をしたあと土曜の朝から出勤というのはとりわけ堪える。すっげーねむい。10月の休みをやりくりする都合上、シフトを交代したのでしかたないけど。出勤時の電車では、橋本治の『ひらがな日本美術史』の4巻をながめる。

 帰りに同居人と落ち合って、晩ご飯は父ちゃんちへ食べにいく。JRとバスを乗り継いで、小一時間で到着。名古屋みやげ(名古屋市美術館所蔵モジリアニ「おさげ髪の少女」の一筆箋と名古屋の海老せん)を渡して、晩ご飯をいただく。今日は魚介類と野菜を軽く炒めて粉チーズ等を振り、オーブンで焼いた、という創作料理風のものが出てきた。あとは野菜の漬け物とトマト盛り、ご飯。

 名古屋でボストン美術館へ行ったよという話をしていたら、本家本元のボストン美術館(@USA)へ行ったことがあるという父ちゃんがそこで購入したという古い写真集を出してきた。はじめからめくっていくと、名古屋でみたムンクの絵とドガの絵が載っていて、「これ、見た見た」と報告。
 その写真集を本棚へ戻そうとして、モジリアニの画集やら特集雑誌やらが複数あるのにあらためて気づく。父ちゃんがモジリアニ好きなのは聞き知っていたが、すきなんやなア。

 帰りは、腕を振ってずんずん駅まで歩き、駅前で本屋をしばらくのぞき、そこからモノレールに乗る。同居人はしばらく前から「ダイエット」と称して、帰りに2駅か3駅歩いている。そのときは、腕を振って、かなりのスピードで歩くそうだ。ついていくのにちょっとくたびれるようなスピード。もうちょっと気温が下がると、かなりきもちいだろうけど。

「祈りの道」→

 同居人の咳はいまだにおさまらず、朝方のげへぇげへげへげへげほぉぉんというようなスゴイ咳で起こされる。かなり眠いが、8時頃から起き出して、洗濯機をまわす。とりあえず朝ご飯を食べる。
 住まいのミュージアム(大阪くらしの今昔館)でやっている「おもろうて怪態なこと(田河水泡コレクション)」が気がつくと会期終了が迫っているので見にいきたい、それと大阪市美の「祈りの道」もはやいとこ見にいきたい、と出かけることにする。
 台風がやってきて、雨が降り出しそうだというが、洗濯物を干していたらなんとなく晴れてきたので、思い切って外へ干したまま出る。

 空港バスで先に天王寺へ。美術館の外までは並んでいなかったが、入ってみるとけっこう人が多い。仏像だの曼陀羅だの、神さんからお経から密教系のモノまでいりまじったような展示。伊勢や那智や高野への参詣を絵解きしたデッカイ絵がなかなかおもしろい。こんなデッカイのをどこへ掛けておくのかと思うが、絵のすみずみまで細々した人やモノや動物が描かれていて、見飽きない。ちょこちょことした像は並んでいたが、ポスターにも刷られていた蔵王権現やら千手観音はどこにあるんかいなと思っていたら、1階の展示室に仏像がまとめて置かれていた。
 蔵王権現、でけー。これが伽藍のなかにあればここまでの大きさを感じないのかもしれないが、美術館という屋根の下では、ものすごくでかい。カッと開いた口の中は奥歯までつくりこんであって、うおおおおおと思う迫力だった。
 見てまわっている間にあまりにも空腹がつのって、常設展示をパス。新世界方面へ出てお好み焼きを食べる。それから地下鉄で天六まで出て住まいのミュージアムへ。

自由の人よ、

▽ 自由の人よ、君は常に海を愛するだろう!
  海は君の鏡である。君は己の魂を
  涯しなくうねる波濤の中に視る。
     (ボードレール「悪の華」)

 昨日借りてきた「シリーズ民間日本学者」、新藤謙の『きだ みのる 放浪のエピキュリアン』(リブロポート)を持って出る。自動車並みの速度だという台風がどんどこ動いているらしく、午後から雨という天気予報で、今日も傘を持って出る。きだみのるの『気違い部落周遊紀行』を読んだのはたしか大学のときだった。手に入らなくなっている本が多いので、また図書館でしみしみ借りて読みたい。

 ボードレールの詩を山田吉彦(きだみのる)は愛誦していたという。新藤謙はこのように書いている。

▽…当時としてはごく一部の文学者や芸術家だけに限られていた、家族や親族や家族主義を批判する精神を吉彦は生活の中から学んだ。それは学校以上に彼に生きてゆく上の示唆を与えた。彼は叔父の蔵書の貧しさを見て、卒業証書の力ではなく、そのときどきの自分の力で人生を切り拓いてゆくことが人間の正しい歩き方だ、と感じたという。人生に卒業というものがない以上、卒業証書は役に立たない、本当に必要なのは自分の創造力だというのである。これも叔父を反面教師とした生きた学問である。そうだからというわけでもないが、彼の卒業証書は開成中学どまりで、慶応大学、パリ大学、パリ上級研究所(大学院)はいずれも中退である。こういう考え方、生き方が、後年のきだみのるの反アカデミズムや教条主義批判の母胎となるのである。(68-69ページ)

 
 午後から雨だという予報だったが、晴れたり曇ったり、風がかなり強いという程度で雨にはあわずに帰宅。蒸し暑いが、風が強いので昨日よりはマシな気がする。帰って1時間ほどしたらバラバラと雨が降った。
 晩ご飯は、豚キムチ炒めに同居人の希望で生姜を投入(ニラも投入)したのと、ゴーヤのサラダと、弁当のおかずの残りちょっと(蒸し茄子の冷製)にご飯。

 蒸し暑さのせいか、さすがに疲れを感じる。朝は本を読みながら歩いていたら、なんだかクラクラしたのであった。

温泉

 近所の立ち寄り湯の温泉へ連れていってもらう。銭湯のでっかいようなやつで、隣にプールもあるらしい。露天風呂は女湯だけで3つもあった。

 昼間は同居人の近い親戚が墓参りを兼ねて数時間集まり、そこへ伊勢から送っておいた地ビールも届いて、みんなで味見。
 そのあと夕方はほろ酔いで2時間ほど昼寝。

 夜には同居人の弟一家も帰宅して静かになり、同居人の父上の本棚より、浅田次郎の『天切り松』をすすめられて、寝るまでに2巻読む。肌寒いくらいの涼しい夜。

美術館のハシゴ

 名古屋で美術館のハシゴ
 名古屋ボストン美術館
→メナード美術館
→名古屋市美術館

 ひつまぶしの店はえらい行列で断念。名古屋の食い物は、リターンマッチじゃ。

 特急「しらさぎ」で石川へ。
 涼しい。

蒸し蒸し蒸し蒸し

 肌寒いくらいだった石川の朝晩から、みょうに蒸し暑い大阪の朝晩へ戻ると、ほんとうに堪える。出勤のときには降ってなかったが、雨が降り出して、外はめちゃくちゃに蒸し暑い。

 休館日で係会議と職員会議。いつものことながら、なんのための会議なのだろうかと思い、もってまわりすぎてワケのわからん課長の話にうんざりする。所長は「ホウレンソウ」とか言い出すし、なにを今更言うてるんじゃと思う。

 晩ご飯は、6人で創作寿司とやらを食べにいく。カリヤザキプロデュースの店だというのだが、入口にあった生け花がそれっぽかったかなというかんじ。創作寿司というだけあって、物珍しい寿司がいろいろ出た。食べてしゃべって、11時前に帰宅。
 ほんとに蒸し暑くてつかれる。私は地下の店で食べていたのでまったく気づかなかったが、同居人が帰ったころにはコワイくらいの雷が鳴り、光っていたそうだ。

ヘロヘロのへとへと

 今日もめちゃくちゃ蒸し暑い。
 朝から受付当番の代打で昼頃まで。休館日の翌日は貸室予約やら問い合わせやら何かと電話が多く、対面での入金処理やら施設案内もいろいろ積み重なって、おまけに学習相談の電話が連続。
 電話で長く話すのが続くと、ほんとうにくたびれる。のどがカラカラになり、むせそうになる。昼頃ようやく「さあメシだ!」と思ったところへ、理解のむずかしいコトバを話す人から相談電話がかかる。こちらが応答しても、巻き戻されてひとつ前のところから返されるような、しんぼうのいる電話で、空腹もかさなりヨレヨレになる。「さあメシだ!」と思ったところで、ビデオの貸出やら返却やらがあって、ようやく1時半になって昼ご飯。なんかもーヘロヘロ。

 昼からも長めの相談電話が続き、記録票を書く気力もほとんどなくなってベルサッサで帰る。へとへと。

 久しぶりに図書館へ行って、返して借りる。それから手話サークルへ。開始時には“お笑いトリオ”だけだったが、終わる頃には10人。すんでから、「一緒にメシどう?」と誘われて、近所の中華料理屋で晩ご飯。いちど入ってみようかと思いながら、未踏だった店。汗だくになって中華料理を食べ、急に美術ネタでしゃべったりして、若沖が「なんでも鑑定団(というテレビ番組)」にけっこう出てくるという話を聞く。

 今朝読んでしまって返した『伊藤若沖』(新潮日本美術文庫)で、有名な鶏以外に、モザイク画のような絵や、墨の点描のような絵、版画など、いろいろなことをためしてみてウレシそーに描いている若沖を感じた。当時としては相当長生きだったらしい。若沖の父親は40代のはじめに没しているが、若沖は85歳。
 カラー図版でもこれだけオモシロイのに、実物はどんなに…と、どっかで若沖展やらんかなーと思う。

伊勢参り → ステキ新聞

 宿で朝ご飯を食べ、チェックアウト。今日も天気よし。暑い。
 鳥羽水族館へも行くかあと考えていたが、考えなおして鳥羽水族館はスキップ、伊勢参りをして、とっとと名古屋へ行って、どっか美術館へ行こうということにする。
 特急に乗っても普通とそう時間もかわらないようだしということで、普通電車でウトウトしながら伊勢へ向かう。賢島から伊勢くらいの間、特急停車駅のほかはじつは無人駅が大半である。乗っているのは、高校生とおぼしき数人、ほか。大人はクルマで、中学生までは自転車の範囲で、高校生は電車なのだろうなあと車内の客をみて思う。

 伊勢の外宮。こっちは伊勢市駅から歩いて10分ほど。木の鳥居である。遷宮するからかなあと思う。外宮の祭神は豊受大御神(とようけおおみかみ)という食べものの神さん。奥までいって、出てきてから、近くの喫茶店でコーヒーを飲む。大正時代の建物を使ってどうのこうのというこの喫茶店に、美術館のチラシがあった。まったく予定していなかった三重県立美術館。これが、先月の山口県立美術館を思わせるニオイがする。これ、これ、これ行こうや!と名古屋の前に寄ることに決定。

 バスで伊勢の内宮へ。10年ほど前に来たときには、車椅子の人が一緒だったこともあり、内宮の前へタクシーで乗りつけて、またタクシーで駅へ戻った(そのときのタクシーはひじょうに態度が悪かった)。なので今回はじめて「おかげ横町」などを歩く。けっこうな賑わい。
 内宮の砂利道を、ああここは車椅子だと移動が大変だったなーと思い出しながら歩く。かなり暑く、汗がにじみでてくる。水分補給しながら歩く。鳥居の横手のほうにむかって、写真をとってる人が多くいるので何があるのかと目をやると、日の丸がはためいていた。
 お参りのあと、おかげ横町で予定どおり「伊勢うどん」を食べる。空腹も手伝って、かなりウマい。バスで五十鈴川駅へ

(つづく)

 

マンボウ

 天気よく、暑い。
 同居人は今日から夏休み。私もあわせて夏休み。昼前に難波から近鉄特急で賢島へ向かう。ここの志摩マリンランドのマンボウを見物。でけー。10年ほど前にここでマンボウを見たときの「うわー」と思うようなビックリはなかったが、マンボウはやはり大きかった。
 その他、水辺のイキモノを見物。屋上の展望台から、もっていった双眼鏡で英虞湾や養殖イカダや賢島大橋などをながめてみる。

 10年ほど前に泊まったことのある近くのホテル(という名だが実質は旅館)へ入り、てれてれと過ごす。久々に宿で晩ご飯を食べる。くたびれ気味なのでビールも酒もなしにお茶をのみのみ食べると、スゴイ量と思われた宿のご飯もちょうどよくおさまった。プリプリの伊勢エビの刺身がウマい。

三重→愛知→石川

8/12~16
三重・愛知の旅行&石川の同居人の里へ

8/16
帰阪

久々の職場

 5日休んで久々の職場。思っていたよりチラシのテンコモリ度は低かったが、それでもけっこうバタバタと忙しかった。

 ひさしぶりにウチで同居人と一緒に晩ご飯を食べた。
 ご飯、豆と玉ねぎとツナとゴーヤのサラダ、サンマ明太(福岡の空港で買ったやつ)、しめじと玉ねぎの味噌汁、カボチャの煮付け。夜のおやつに、いただきものの桃をじゅびじゅばと食べる。

アジア美術館

 風通しのよいキモチのいい部屋で寝かせてもらって、起きる。下の子2人は保育園へ行き、上の小2の子は夏休み。Dさんは午前中ちょっと仕事があるということで、小2の子と2人でアジア美術館へ行く。

 ここの常設展示がひじょうにおもしろかった。小2の子もかなりおもしろかったようで、「水の散歩」というのを2人でしばらく腰かけて眺め、油彩で水滴をたくさん描いた絵には2人でビックリし…。

 昼過ぎに帰ってラーメンを食べにつれていってもらい、それからウチへ帰って、のんびりする。ちょっと昼寝もする。久しぶりに『ももいろのきりん』を読んだり、『エルマーの冒険』3部作を読んだり、『ピッピ 船に乗る』を読んだり…『エーミール…』も読みかけたのだが、時間切れ。また図書館で借りて読もー。

 コドモ3人も一緒に空港までクルマで送ってもらい、別れを惜しんで、ヒコーキで帰阪。ひさびさのわが家。郵便物がけっこうたまっていた。

 そして留守にしていた間に同居人が、まるで興福寺の阿修羅のような色になっていた。京都の「横山大観展」を見に、なんと原付で京都まで行ったらしい。もちろん日焼けどめを塗るとか長袖を着るという発想はなかったらしい。腕などばっちりツートンカラーである。
 
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在92号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第69回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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