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本買って、コロッケ食べて、映画見て(III)

 映画は、同居人の障害者手帳のおかげで、本人1000円+付添1人1000円の恩恵にあずかる。七藝では6月に「百合祭」もくるらしい。再来週はガーデンシネマの「ぼくんち」にも行きたい。

 映画はおもしろかった。視点を変えた構成になっている原作をどう映像にするのかと思っていたが、視点の転換によって同じ場面を描いていく方法は原作と同じ。原作があって、それを先に読んでしまっている場合、映画をあとで見ると、映画のほうが「へたなダイジェスト」に見えてしまうことがあるのが困る。が、この「ラヴァーズ・キス」は映画もおもしろく楽しめた。(原作を読んでいない人にこの構成が理解できるだろうか、という疑問はあるが)。
 「百合祭」も、先に原作を読んだから、去年公開されたときには(原作おもしろかったし)と思って見なかった。「ぼくんち」も原作の漫画を先に読んでいる。でも、この2本、見てみたい気になっている。

 帰りに551の豚まんを食べて、ぷらぷら買い物をして帰宅。晩ご飯は昼に仕込んでいったチキンカレー。ご飯をすませて、『ラヴァーズ・キス』の原作を読む。同居人も続いて読んで、「これ、原作ができすぎよなア」と言いつつ、映画おもしろかったなという話になる。

 それから毛利子来の『子どものからだ・子どものこころ』(PHP文庫)も読んでしまった。今晩は『降りていく生き方』を読むか。
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本買って、コロッケ食べて、映画見て(II)

おじさんから離れることができなかった。そういうのは、俺のこれまでの人生の中で起こった中ではいちばん実のあることのひとつだった。それについちゃ、俺のほうがむしろおじさんに感謝しなくちゃならねえわけだし、だからおじさんが俺に感謝するような必要はないんだ。もちろん感謝してもらって悪い気はしねえけどさ。ただ俺が言いてえのはさ、ナカタさんは俺にすごくいいことをしてくれたってことだよ。よう、わかるかい?」(『海辺のカフカ(下)』320-321ページ)

 雨がなんとかあがったようなので、自転車で本屋へ行く。注文していた本が入った。『女性労働研究NO.43 サスティナブルな働き方』(青木書店、2003年1月)と、妹1号に頼まれていた1冊と。女性労働研究を買うのは初めてだ。巻頭の竹信三恵子「サスティナブルな働き方とワークシェアリング」を読みたかったのだ。
 店内をぶらぶらと見てまわって、どうしても本買い虫をおさえきれずに横川和夫の『降りていく生き方 「べてるの家」が歩む、もうひとつの道』(太郎次郎社)を買った。帰りにはまたぽつりぽつりと雨。

 晩ご飯用にカレーを仕込んでから、同居人と映画見物にでかける。吉田秋生原作の「ラヴァーズ・キス」が今日から第七藝術劇場でロードショーなのだ。とちゅう、N駅で降りて、こないだの日曜に食べられなかったコロッケを買って食べる。揚げたてのコロッケとメンチカツはおいしくて満たされた。駅前では名前を連呼するだけのクダラナイ選挙運動をやっていた。あんた誰?何する気?「明日の投票日には○○○○をよろしくおねがいしまーす」と15人余りも並んで声をはりあげている。私には○○○○が誰なのかも分からないし名前さえおぼえられなかった。何をするのだ、○○○○は?マル投票ではなくバツ投票なら、まずこの○○○○をバツにするがなあ、と思う。

 帰りの電車でも名前を連呼するばかりの声が電車の中まで聞こえてきた。同居人はいいことを言う。
「名前はなし、投票所にも政策公約だけを並べて、そこから選ばせたらいい」「それやったら名前連呼せんと、何をするかをもっと言うよな」「同じ政策やったら、別に誰でもいいねん、名前なんかいらんねん、そのかわり公約やぶったら死刑」「そうよなー、誰がって要らんよなー、何をやりますって言えっちゅうねん」 

本買って、コロッケ食べて、映画見て(I)

 昨日は書類かきは時間内に終えたものの、ロビーに並べるチラシの仕分けと設置に時間がかかってザンギョー1時間半。へろへろと帰宅。職場で外を見たときは雨は降っていなかったのに、電車に乗って、駅まで戻るとぽつぽつ雨が降り出していた。買い物して帰宅。
 晩ご飯はタイ焼きそばby同居人。それからビール。
 布団に入って、『海辺のカフカ』を終わり近くまで読むが、眠気がやってきて、あとすこし残して就寝。

 今朝はぽつぽつと水の音がしていて、雨がほんのすこし残っていた。布団で『海辺のカフカ』を読んでしまって、ゆっくり起きて、バナナ食べて、ぜんざい食べて、コーヒーを飲む。

 『海辺のカフカ』で出てくるナカタさんというおじさんに、ホシノ君という若者が語りかける。ここを読んで、「変わる」ということを考える。変わらない、変えられないと思っていたことも、するりと変わることがあるのかもしれない。

▽「俺は思うんだけど、その中でもいちばん不思議なのは、なんといってもおじさん自身だ。そう、ナカタさんだよ。なぜおじさんが不思議かってえとだね、おじさんは俺という人間を変えちまったからだ。うん、このたった10日のあいだに、俺は自分がすごく変わっちまったみたいな気がするんだ。なんていうのかね、いろんな景色の見え方がずいぶん違ってきたみたいだ。これまでなんということもなくへろっと見てきたものが、違う見え方がするんだよ。それまでちっとも面白いと思わなかった音楽が、なんていうのかね、ずしっと心に沁みるんだ。で、そういう気持ちを誰か、同じようなことがわかるやつと話せたらいいなとか思っちまうんだ。そういうのはさ、これまでの俺にはなかったことだ。それでだね、どうしてそんなことになったかというとだね、それは俺っちがずっとナカタさんのそばにいたからなんだ。そしてナカタさんの目を通してものを見るようになったからなんだな。もちろん何から何までをナカタさんの目を通して見ていたわけじゃねえよ。でもさ、なんていうのかごく自然に、俺っちはおじさんの目を通していろんなものを見ていたんだね。どうしてそんなことをするかというとだね、俺はおじさんが世界を見る姿勢みたいなのをけっこう気に入っていたからだ。だからこそ俺っちは、このホシノくんは、ずっとここまでおじさんについてきたんじゃねえかな。
 
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第65回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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