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読んだり、書いたり、編んだり 

寒の戻り

 上空に真冬並みの寒気が入っているそうで、大気の状態が不安定。明け方にも雨が降っていた。一段と冷える気がする。昨日よりさらに1枚着込み、ひさしぶりにマフラーを巻いてYさんの介護にゆく。陽は射しているが、その後も時折の雨。寒い。桜は四分咲き、五分咲きといったところか。

 昼ご飯を食べてから、Yさんと近所のN嬢と三人で、先日出産した介護者グループの一人・Mさんの「出産祝い」の買い物に出た。Yさんが雨女なのか雨が激しくなる。車椅子での外出に雨はちょっとつらい。おまけに寒い。 
 クルマで一っ走りいったところにあるコドモ用品やマタニティ用品を売る店で、ぐるぐると品定めをしてまわる。世の中にはこんなにたくさん妊婦さんやコドモがいるものなのだなあと思う光景である。どうするどうすると、結局、タオル地でできたソフト積み木、吸い口つきのコップ、タオル地のボール(鈴入り)、壁掛けの身長計(風のもの)、釣り遊びセット(これはコドモと父の交流を願って)、よだれかけ2枚、以上を大容量のカバン(通称ママバッグとかいうらしい)に詰めて包んでもらう。

 お祝いを届ける使者として、N嬢と私がMさん宅へ向かう。途中で同居人を呼びだし、三人で押しかける。「めちゃくちゃきたないデー」と通された部屋(わが家とどっこいどっこい)で、授乳がすんでホゲ~っとしている赤ん坊を見物する。どこを見ているのかわからない遠くをみるような眼(まだあまり何も見えていないらしい)、伸びをする格好のおもしろさ(利き手はどちらだろうか?)、頭蓋骨の合わせ目あたりはまだ完全には閉じておらず「穴」がある。あの世とこの世の境目風のイキモノだなあとつくづく思う。
 1時間余りコドモ見物をしてから辞去。冷え込み厳しく、あったまるものを食べにいこうとN嬢、同居人と三人で新規開拓のラーメン屋へ挑戦。このラーメンと餃子がなかなかいけて、満足。

 帰宅して、また酒井順子の『モノ欲しい女』(集英社文庫、2000年)を読んでしまう。Webでニュースを見ると、渦中のTK代議士が”一種のワークシェアリング”と面妖なことを言っているらしい。現在報じられていることを元にすれば、それは”ワークシェアリング”というものではなく、単に”お金シェアリング”ではないのか?という感想をもつ。そして、”TK代議士は疑惑のディスカウントストア”という表現を見つけて大笑いする。
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印刷完了/花冷え(II)

 公民館を辞して、近所の文房具屋(公民館の印刷機を利用するようになるまでは、ここで大量のコピーをしてブックマークをつくっていた)へ寄り、目が見えにくいという読者のための拡大コピー版を1部つくる。そこでも「お母さん亡くなってから何年?」「3年になりますねー」という話が出た。母ちゃんはここで暮らしていたのだということと、まだおぼえてもらっているのだということを感じた。

 その後、父ちゃんちへ立ち寄ったところ「連絡しておけば、まんま食わせてやったのに」と言われる。父ちゃんちでご飯を食べるには予約が必要なので、ギリギリまで版下をつくっていて飛び出してきた今日は、発送用の封筒などを取りに寄るだけのつもりだった。昼ご飯も遅かったし、しばらくしたら帰るからと言うのに、人の話をなにも聞いていないのか、オヤゴコロというものなのか、父ちゃんはなぜか「食べて帰れ」と冷蔵庫や冷凍庫を多少あさって、箸を並べてくれたのである。「そんなにおなかへってへんしー」などと言いながら、結局私と同居人は、父ちゃんの明日のおかずになるはずだった天ぷらの残りや漬け物などで軽くご飯を食べてから父ちゃんちを出たのである。

 花冷えというのか、今日はずいぶん寒かった。風の冷たさは昨日以上である。あちらこちらで桜がほころび、三分咲きかと思うような木もあって、陽も射している。そんな見た目を裏切る冷え込みに、今日は寒い寒いと思うばかりだった。久しぶりに石油ファンヒーターをつける。

 父ちゃんちの帰りに古本屋へちょっと寄って、この数日ビョーキのように読んでいる酒井順子の本をまた5冊買った。さらにその近所のドラッグストアで日用品の買い物をして帰宅。買ってきたばかりの酒井順子の本を読もうとして、「あ、こっちが先や」と、読みかけていた『かわいい顔して・・・・・・』(角川文庫、2000年)を読んでしまい、続けて本読み風呂で『東京少女歳時記』(角川文庫、1995年)を読み、風呂上がりに『世渡り作法術』(集英社文庫、2001年)を読む。
 ちょいと面白かった作者のものを数冊まとめて読むことは多いが、このたびはちょっとこわれかけている。タイミングというやつか。

印刷完了/花冷え(I)

 今日こそはブックマークを印刷してしまおうという決意のもと、朝からコーヒーを数回いれつつ表紙の「え」に取り組む。編集を一人でやっている手前、多方面にわたり注意力を要するが、とくにドキドキハラハラするのが表紙の「え」である。ここにかくモデルとなる栞の現物はたいていが色物、しかしブックマークはモノクロ印刷。したがって、いかにして色のついたものをグラデーションだけで表現するかということになる。手持ちの筆記具を駆使して、塗り重ねてみたり、薄く塗ってみたり、白で残したりという手法によってかいたものが、印刷機にかかってどう出るかは、刷ったとこ勝負!なのである。版下をつくりなおすほどのエネルギーもないので、印刷のときはなおさらドキドキする。勝負といいながら、(こんな感じになるハズ)という期待もそれなりにある。

 夕刻せまり、仕上がったばかりの版下を携えて、いつも印刷機を使わせてもらう公民館(父ちゃんち至近)へ向かう。ドキドキしながらリソグラフに通すのはまず表紙である。「え」がどう出るか。製版ボタンを押して、にゅーっにゅーっシュゥーーーッと試し刷りが出てくるまでの十数秒。今回は、、、、、、あ、こんな風に出たかア。ちょっと予想外のベタになってしまった。(ここのところがもう少し薄く出るつもりやったのにな~)と、濃度ボタンを「うすく」にズラしてみるも、べったりと黒い仕上がりは変わらない。(ま、これでいくか)と、印刷ボタンを押してシュッシュッシュッシュッと吐き出されてくる紙を眺める時間。

 今回は20ページ建てなので、両面刷りで5枚。印刷そのものは30分ほどですんだが、うっかりしていたことに、公民館の事務室が閉まる時間を分かっておらず、印刷費を払う段になって「今度からなるべく5時までに終わってくださいね」と釘を差されて平謝り。とはいえ、かつては母ちゃんが足繁く利用していただけあって、「一番上の娘さんよね」などと声をかけられ、事務室に招じ入れられ、同居人と2人してお茶と三色団子をごちそうになった。「お母さんが亡くなって何年になるかしらねエ」「まる3年ですねー」「え、もう3年もたつかしら」という時節の話も出る。
 
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第65回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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