FC2ブログ
 
読んだり、書いたり、編んだり 

依存と自立

 雨があがり、出勤時には陽が射していた。朝はそう寒いとも思わなかったが、昼間あまり気温があがらなかったようで、風が吹くと冷たくて寒かった。

 昨日の続きで『若者はなぜ大人になれないのか』を読み、読み終える。著者たちは「離家」と「親の統制からの解放(自立)」とを結びつけて考えようとするのは問題があるという。いつの間にか「離家」は「選びとったこと」だと思われているが、じつは「選ぶ余地がないから」こそ「離家」する若者が多いのだと示す。その一つの例はホームレスの若者たちだ、と。離家が社会への完全な参加の始まりとなるのかどうか--必ずしもそうはならない、というのが著者たちの論だ。

▽依存と自立という見方は簡単に割り切りすぎたものである・・・ある状態から他の状態への移動は複雑で、その期間は引き延ばされており、またそのプロセスは階層化され、しかも、変化する・・・まさに、そのプロセスは若者と労働市場や福祉国家という公共制度の関係の中核にあり、また同様に、若者とその家族の関係の中核にある。家族内で親に依存している子ども期の私的世界から、労働市場、住宅市場、政治的・社会的制度という公共世界で大人のシティズンシップを有する段階への移行は、このように家族からの圧力と国家からの圧力の両方によって構造化される。(訳書、181ページ)
スポンサーサイト



 
 
プロフィール
 
 

乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
    乱読ブログバナー
本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第66回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

amazonへリンク

 
 
最新記事
 
 
 
 
最新コメント
 
 
 
 
カテゴリ
 
 
 
 
Google検索
 
 


WWW検索
ブログ内検索
Google
 
 
本棚
 
 
 
 
リンク
 
 
 
 
カウンター
 
 
 
 
RSSリンク
 
 
 
 
月別アーカイブ