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読んだり、書いたり、編んだり 

12月に読んだ本

12月に読んだ(読み終わった)本のリスト:
○佐伯胖『「わかる」ということの意味[新版]』岩波書店
○向田和子『向田邦子の遺言』文藝春秋
○チョムスキー、ノーム(山崎淳訳)『9.11 アメリカに報復する資格はない!』文藝春秋
○森田ゆり『ドメスティック・バイオレンス 愛が暴力に変わるとき』小学館
○小川眞里子『フェミニズムと科学/技術』岩波書店
○藤井淑禎『御三家歌謡映画の黄金時代 橋・舟木・西郷の「青春」と「あの頃」の日本』平凡社新書
○神沢利子『おばあさんになるなんて』晶文社
○清水義範(え・西原理恵子)『いやでも楽しめる算数』講談社
○毛利子来、橋本治『子どもが子どもだったころ』集英社
○斉藤美奈子編『男女という制度』岩波書店
○小沢雅子『新・階層消費の時代 所得格差の拡大とその影響』朝日文庫
○下村恵美子+谷川俊太郎[詩]『九八歳の妊娠 宅老所よりあい物語』雲母書房
○清水ちなみ『清水ちなみ改造講座』ちくま文庫
○坪内祐三『靖国』新潮文庫
○村瀬孝生『おしっこの放物線 老いと折り合う居場所づくり』雲母書房
○赤瀬川原平『科学と抒情』新潮文庫
○藤原和博『給料だけじゃわからない! [よのなか]の歩き方2』ちくま文庫
○清水ちなみ『お父さんには言えないこと』文春文庫
○藤原和博『お金じゃ買えない。 [よのなか]の歩き方1』ちくま文庫
○芝生瑞和『「テロリスト」がアメリカを憎む理由』毎日新聞社
○藤森照信『タンポポ・ハウスのできるまで』朝日文庫

父ちゃんのおせち料理(II)

 とはいってそんなげてもの料理ばかりというわけではない。たまにはヒット作もある。そういうときは「美味しい!!」とほめちぎって、次回にもそれが出てくることを期待する。そのままのレシピで(「妙な一工夫」が加わらないことを念じて)次回もサーブされることを待ち望む。 

 父ちゃんも歳なのか、面倒がることが増えた。「おせち料理」も規模を縮小すると早くから宣言していた。「お前らに持って帰らせようと思ったら、どっさりつくらなあかん」と言う。このたびは自分が数日食べる分だけちんまりとつくるのだと言っていた。しかし、これが親心というものであろうか、そう言いながらも私が昼前に行ってみると、すでに父ちゃんはけっこうな量のあれこれを仕込んでいたのである。私はその続きを言われるままに、レンコンと高野豆腐とコンニャクを煮染めて、酢レンコンをつくり、栗きんとん風に芋を加工し、きんぴらゴボウをつくり、紅白なます風のものをつくり・・・・・蕎麦のだしをつくり、絹さやとほうれん草を茹で、ご飯を炊いておにぎりをつくり、、、 (けっこういろいろ手伝ったなア)。
 歩く腹時計の私と違って、父ちゃんは時計を見ながら規則正しい生活を送っているので、それにあわせて6時に父ちゃんと蕎麦を食べた(夜中におなか減るなア)。妹たちが来るのは8時か9時頃ということだったから、蕎麦を食べてから一休み。
 藤森照信の『タンポポ・ハウスができるまで』(朝日文庫、2001年)をついに読み終える。なんで屋根にタンポポを?というのは、たしかに本を1冊書けるくらいオモシロおかしい話がたくさんあるのだった。

 父ちゃんの積ん読本を物色すると、坂本龍一ほかが編んだ『非戦』(幻冬舎、2001年)があった!ちょっと読んでみたいけど、買おうかどうしようかと思っていた本である。最初のほうをしばらく読んでみた。悪くない。けれど、昨日芝生の本で「テロ」もしくは「テロリスト」という言葉について読んだ私は、少なからぬ寄稿者が用いている「テロ」や「テロリスト」といった表現(もちろんカッコはついていない)にちょっと引っかかってしまう。父ちゃんが読んだら貸してもらおうと思う。

 8時半頃に妹たちが到着し、蕎麦をふるまう。その後、父ちゃんの「おせち料理」が分配され、クルマに同乗させてもらって帰宅。石川より電話。大阪よりかなり寒いらしい。

父ちゃんのおせち料理(I)

 今日から同居人は里の石川へ帰省。奴は1年前は「安静に」ということで帰らず大阪で過ごし、2年ぶりの石川での年越しである。私は年明けに追ってお邪魔する予定。そして私は父ちゃんちへ、料理の手伝いなど。夜には妹1号と、妹2号&その夫と3人が蕎麦を食べにくるので、下準備である。3人とも今日も仕事である。エライ!
 父ちゃんの「おせち料理」づくりも何年目か。あれだけ神経質なくせに、化学反応でもある料理に対しては何ともいえない大雑把さを発揮する父ちゃん。口癖は「バサーッ」とか「ドサドサッ」である。テキトーに「バサーッ」とやれるのは達人だぜ、父ちゃん。「まずは基本の分量でつくってみて、それからテキトーにやれば」と何度か意見してみたが、父ちゃんの実態は「料理の本どおりにはやらない(←と断言)、ちらっと見て、バサーッ」である。父ちゃんの言い分は、レシピ通りだと「甘ったるい」からだと。砂糖を憎んでいるとしか思えない扱いをする父ちゃんは、極端に走ってレシピなどお構いなしに「砂糖ゼロ」を敢行したりする。「砂糖にも防腐とかモノをやわらかく仕上げるとかいろいろ役目があるねんで、と言ってみても、人の話など聞いちゃいねーので、砂糖ゼロでもいかにうまくいったかへと話は飛ぶ(あまりうまくいっていない気もするが)。
 父ちゃんの料理に関する笑い話はいくらでもある。あれはいつだったか、正月の茶碗蒸しが異様な風味で出てきて、よくよく質すと「料理酒のかわりに焼酎を使った」ことが判明。しかもアルコール分がほとんど飛んでおらず、すごかった。醸造酒と蒸留酒は全然違うぜ、父ちゃん。果実酒ばかりつくっていた時には、砂糖ゼロの作品や、黒砂糖仕込みの作品が誕生していた。いずれも「なんかちがう」ものだった。糖分によって浸透圧が果物の成分を引き出して・・・・・と言っても聞きそうにないので、果物を漬けたというよりは浸けただけに等しい焼酎や、黒砂糖の独特の風味と果実の香りが混濁した焼酎などを飲んだこともある。ニンニクが好きなのはわかるが、ほとんどすべての料理にガーリックパウダーを一振りするのは勘弁してもらいたいとも思っている。そんなこんなで今月初旬の「闇鍋のごとき蟹とテンプラ鍋」程度はいつものことなのだ。
 
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在92号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第67回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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