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読んだり、書いたり、編んだり 

本と忘年会の日々(II)

 香りは洋梨風、だが食感は和梨というヤーリーは、中国原産の梨で、日本では岡山の一部で栽培するのみという。強い香りがして、また保存がきくそうで、買ってからすでに2週間近くたつのにみずみずしくうまかった。さらに冷凍保存しているドミニカのグリーンマウンテン・コーヒーを飲み、それから客人を駅まで送る。
 晩ご飯は、昨晩の忘年会の「残り」をもらったブリの片身を刺身で食べる。うまい。ごはんがめちゃくちゃすすむので、ごはん終了のあとに第二ラウンドを赤米酒でいくことにする。丹後で赤米栽培をしているYさんが赤米で醸した酒を送ってくださったのである。ほんのりと赤い色をした酒がおいしい。とくにくせもなく、さらっと飲める。おいしい。

 さて、このところ本買い虫がバクハツ的に増殖しており、昨日は注文していた本がまた5冊届く。昨日はその前の日に届いた第2宅老所よりあい所長の本を読む。村瀬孝生の『おしっこの放物線 老いと折り合う居場所づくり』(雲母書房、2001年)である。この本では文章だけでなく絵も村瀬孝生がかいている。この絵がいい。「Bricolage」でもこの絵は見たことがある。誰がかいてんのやろと思っていたら、この第2宅老所よりあい所長である三十男がかいていたのだ。小規模ケアのあやうさについて、ちらりと書くところ、そこがいい。

 そして今日は、客人見送りのあと、昨日届いた古本のなかから、赤瀬川原平の『科学と抒情』(新潮文庫、1992年)を読む。赤瀬川原平が尾辻克彦でもある、というのを私はこれで初めて知り、あれ、それってポッペン先生?と思いきや、それは<b>舟崎</b>克彦であった(まるでこないだの藤原和博?渡辺和博?である)。尾辻克彦は芥川賞作家なのだそうである。知らんかった。
 これはとちゅうで急に絵日記が入ったりするエッセイ。人間が「必要以上に」こだわりをもったり、気がつくとどうしても必要以上のことをしていたりする、そのココロは、「必要なことだけをする」ココロとともに、コドモ心の二大勢力である科学と抒情に似たものなのだ。
▽科学と抒情といった場合、必要というのは科学側に属し、抒情というのは必要以上側に属する。(287ページ)
 のである。
 赤瀬川原平とくると、久々に藤森照信の『タンポポ・ハウスのできるまで』(朝日文庫、2001年)に手をのばす。最初の60ページくらい読みかけていたやつである。
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第65回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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