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読んだり、書いたり、編んだり 

ほどよい量をつくる(甲斐かおり)

甲斐かおり『ほどよい量をつくる』インプレス(しごとのわ)
甲斐かおり『ほどよい量をつくる』インプレス(しごとのわ)

職場からの帰りに、手帳を開いて「疲れた疲れた疲れた」と書いていた。ヤバい。とりあえず翌日休んだ。3月、4月、5月、そして今月も仕事が多すぎて(詰まりすぎて)、目の前の仕事以外のことがなかなか考えられない。15年ほど前に、疲れすぎて涙が止まらなくなった頃と同じようなキツさを感じる。あのときも、仕事は定時で終わらせて帰っていたのだが、ギュウギュウでギュウギュウで私にはキツすぎた。

そんな心身のアラートのせいか、この本を3月に読み、5月にまた読んでいた。私にとって、「ほどよい仕事量」はどんなものか。

わけあり記者の両親ダブル介護(三浦耕喜)

わけあり記者の両親ダブル介護(三浦耕喜)
三浦耕喜『わけあり記者の両親ダブル介護』春陽堂書店

中日新聞での連載「生活部記者の両親ダブル介護」がまとまった本。巻頭「はじめに」で著者はこう記す。
▼…この本のタイトル冒頭にある「わけあり人材」とは、介護や闘病、障害、子育てなど、この世で生きていく上でのハンディを抱えている人たちのことを意味しています。…
 …これからは介護や子育て、闘病、仕事とをいかに両立させるかが企業経済でも重要になってくる。なぜなら、何らかのハンディを抱えながら生きていくのが、これからの日本人の「標準装備」となる。「わけなし人材」だけで仕事を組み立てるのは限界なのだ。「わけあり」人材でも働けて、キャリアも積める仕組みを作っておくかどうか。企業の経営戦略がかかっている、…。(pp.1-2)

著者の三浦さんは、難病のパーキンソン病を患いながら、並行して両親の介護をし、看取っている。70代後半の私の叔母もパーキンソンで、今は要介護5である。パーキンソンを患い…というところで、勝手に自分よりも年上の方だろうと思っていたら、三浦さんはほぼ同い年の人だった。40代で発症もあるのかと初めて知る。

うちの宿六(福島慶子)

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福島慶子『うちの宿六』中公文庫

図書館の全面休館がちょっと緩和され、予約していた本をやっと取りにいく。いつだったか予約したこの本を、読みはじめたら、めちゃくちゃおもしろい!!!

1900年うまれ、つまりは明治33年うまれのこの福島慶子さん、「うちの宿六」というタイトルだけあって、オットのこともいろいろ書いてあるが、それ以外に梅原龍三郎のことや、花森安治、林芙美子、ルオー、ドラン、マチスなどの思い出話がたくさん書いてあり、しかも文章がすげー面白い。

私は途中で笑いながら読んでいて、はて、この本、なんで予約したんやったっけ…と考え、、、、、そうや!と思い出した。

遠の眠りの(谷崎由依)

遠の眠りの
谷崎由依『遠の眠りの』集英社

たまたま雑誌「すばる」を読んだからだったか、何がきっかけか忘れてしまったが、「すばる」から生まれた本、という中村佑子さんのweb書評でこの本のことを知った。年明けに、二兎社の公演「私たちは何も知らない」を見たからかもしれない。この本も二兎社の公演も、ちょうど100年ほど前の「青鞜」があった時代の話だ。

この本の舞台は福井の村、主人公の絵子(えこ)は字を読めるようになると何でも読む子どもだった。ひまがあれば本を読みたい。だが、なにごとも男が先、未来のためにと金をかけてもらえて、魚のおかずがつくのは弟ばかりだ。遊びに行きたいと言う弟に、父は「お前は勉強せんならん。偉うならなあかんで」と言うが、女の絵子には母さえ「絵子は女の子なんやで。ほんな勉強なんかせんでもいい」と言うのだ。絵子は食べるために働かねばならぬと言うのだ。

絵子はたまらない。ぼんくらな弟は、なんで自分だけが魚を喰わせてもらってるかも分かっていないのに。

ほんのミニコミ「ブックマーク」93号 (2020年2月29日発行)

ブックマーク93号ほんのミニコミ「ブックマーク」93号を、2020年2月29日に発行しました。

前の92号から5ヵ月ぶり。2017年の父入院と死去の影響で、いつもの「2月」「8月」の発行からズレてしまったのを少しずつ戻してきて、3年ぶりの「2月」発行です。

定期購読分は、2月29日に投函。週明けの3/2-3で届いたようです。

読んでみたい方には、見本誌を送ります。ご希望の方は、送り先をご連絡ください。
(定期購読は、1部250円×6号分まとめて1500円をいただいています=約3年分)
編集発行=レター&ピース
letter_peace(at)yahoo.co.jp

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Genre : 日記 日記

急に具合が悪くなる(宮野真生子、磯野真穂)

宮野真生子、磯野真穂『急に具合が悪くなる』晶文社
宮野真生子、磯野真穂『急に具合が悪くなる』晶文社


▼人の心を震わせる研究とは、他者のニーズを満たすそれでは決してありません。人生をかけて集められた資料たちが、その研究者の人生の軌跡の中で奇妙な発火を起こし、他の人が考えたこともないような世界を展開する。その時、人は目の前のニーズを捨てて、その世界に飛び込みます。世界はこんな風に見えたのか。自分はこんな世界に住んでいたのかと、自分と世界の位置付けを考え直します。私にとっての美しい研究とは、それが有名なジャーナルに載ったかどうかではなく、その研究がそのような世界を見せているかどうかです。(p.169、8便「エースの仕事」TO:宮野真生子さま 2019年6月12日 磯野真穂)

ほんのミニコミ「ブックマーク」92号 (2019年9月22日発行)

ブックマーク92号ほんのミニコミ「ブックマーク」92号を、2019年9月22日に発行しました。

前の91号から半年ぶり。一昨年の父入院と死去の影響で、いつもの「2月」「8月」の発行からズレているところ、少しずつ戻してきて、次は「2月」に戻せるのではないかと。

定期購読分は、9月22日に投函。ほとんどが週明けの9/24-25に届いたようです。

読んでみたい方には、見本誌を送ります。ご希望の方は、送り先をご連絡ください。
(定期購読は、1部250円×6号分まとめて1500円をいただいています=約3年分)
編集発行=レター&ピース
letter_peace(at)yahoo.co.jp
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ルース・ベーダー・ギンズバーグのお気に入りだった本

ジョナ・ウィンター著、ステイシー・イナースト絵
『大統領を動かした女性 ルース・ギンズバーグ―男女差別とたたかう最高裁判事』汐文社

大統領を動かした女性 ルース・ギンズバーグ―男女差別とたたかう最高裁判事

映画「ビリーブ―未来への大逆転」を見た。別の映画館では「RBG―最強の85歳」を上映中だと教えてもらった。

RBG、ルース・ベーダー・ギンズバーグ。1933年生まれ、現役の最高裁判事だという。ことしで86歳になる人だ。

半世紀

半世紀半世紀。
ありがたいことに元気で生きている。

2年前のこの日は、父が救急搬送されて入院したのだった。忘れられないな、と思っていたが、思い出すまで忘れていた。

一昨日読んだ、坂井律子さんの遺著『〈いのち〉とがん』。巻末の「生きるための言葉を探して―あとがきにかえて」の最後のところ。

▼私は、言葉に力を得て、病気と向き合えたことを改めて感謝しながら、まださらに生きていきたいと思っている。(p.228)
Genre : 日記 日記

母の没後20年目の4月

菊花石
1999年の4月に母が死んだ。
あれから20年目の4月がゆく。
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在93号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第76回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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